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1985 イル・ソダッチオ モンテヴェルティーネ |
2014/3/15![]() 初日 じんわりとワインが染み込んだ、長い良質のコルクに期待が高まる。コルクがズズッと上がってきた段階でワインの香りが広がるのは、 94のアヴィニョネージ以来という気がする。 外観はかなりしっかりした黒みを帯びたルビーガーネットで、縁の方にかけてオレンジ色のグラデーション。30年ほど前のワインとは思えない外観です。 香りはブルーベリー、スミレ、イチジク、八角っぽいスパイス香などなど、これらが超微粒子に偏りなく混ざっている。 味わいは、ちょっと舌先に酸を感じた後に、柔らかい、それこそフワフワに柔らかいタンニンと果実味がジワリと広がる。 味わいのたくさんの要素が誰も突出せずに、主張せずに、総じて穏やかなのが古酒ですね。 余韻はサラリと。アルコール感が後退しているので、鐘が鳴るような余韻は期待できませんが、美しい余韻です。 素晴らしい体験です。 2日目 一気に老け込んだような、薬草系リキュールのような香りに驚く。しかし、味わいは初日とそれほど変わらない。ワインは生き物です。面白いですね。ワインを開けて 1日たっただけでこのよう変化するのは初めての経験です。 |
1985 IL SODACCIO DI MONTE VERTINE 神戸のRにて12300円で購入 アルコール度数12.5% |