2008 サン・トーバン ”ラ・プランセ” ユベール・ラミー

2013/5/26
SAINT-AUBIN LA PRINCEE HUBERT LAMY
初日
外観は結構な濃さの、金色を帯びたイエロー。
香りは颯爽としたグレープフルーツ、レモン。5年前のヴィンテージとは思えないフレッシュさが前面に出ていて、ちょっととまどう。
味わいは、温度が低いうちは、香りの印象のままにしっかりした酸が厳しい感じでしたが、温度が上がるにつれ、黄色系の果実味に加えて、 余韻の最後に洋ナシか蜂蜜のような最上のブルゴーニュのタッチが感じられる。
あぁ、そのニュアンスをもっているなら、早く、前面に、と望みたくなります。なんとももどかしいですね。 これはまだまだ時間のかかるワインです。明日以降に期待しましょう。
2、3日目
強い酸は和らぎ、ハリのある酸と硬質の果実味がバランスし始めて、少しずつ本来のあるべき姿が立ち現れる様子。それにしても、 酸をしっかりと残した造りですね。
ラモネのサントーバンが素晴らしい体験として記憶に残っていますが、こちらは媚びない造りですね。 もう2,3年待ったほうが美味しくいただけたように思ったりもしますが、正直なところ、この値段帯のワインの白で、そこまで待たなきゃ いけないというのは、予想できず、ツライですね。

2008 SAINT-AUBIN "LA PRINCEE" HUBERT LAMY
東京のBBRにて3260円で購入