2009 ピノ・ノワール "サンタ・リタ・ヒルズ" ブリューワー・クリフトン

2012/12/24
PINOT NOIR STA. RITA HILLS BREWER-CLIFTON
初日
ピノらしい透明感のある、照りのあるルビー。少しムラサキを帯びたクリアな外観。
香りはグイッと押し出し感のある、濃密なイチゴ、ラズベリー。凝縮感がありながら、ピシッと焦点が合っている印象。
味わいは甘みの強い赤系ベリーのリキュール的な味わい。ジャミーまではいかず、単調ではないのですが、甘いですね。照り焼きチキンにピッタリ。
2、3日目
強い甘みが後ろに回って、スパイス的なニュアンスも感じられ、グッと深みのある味わいに。
新世界ピノでは、マウント・メアリーなんかを思い出します。
これはスゴイ凝縮度のピノです。強くて深い果実味を追い求めたピノとしては、ひとつの完成型ですね。 享楽的すぎると言うことは簡単ですが、あらがえない魅力があります。 同等の値段帯で、こちらのベクトルで、これ以上の満足感をブルに求めることは野暮というものでしょう。


2009 PINOT NOIR "STA. RITA HILLS" BREWER-CLIFTON
武雄のIにて5580円で購入
”濃いブルゴーニュの造り手の、上の方のラインと、どう違いますか?”と聞いた時の店員さんの反応、困ったような顔をして”まったく別物です”と。 飲んでみると、正直で、正しい答えだったという気がします。