1999　バローロ　"ブッシア"　モンティ

2011/5/29 初日 非常に長くて良質のコルク。外観は黒みを帯びた濃い目のルビー。ふちの方に熟成を感じる薄いガーネット。粘性は高い。 香りはブルーベリーや紅茶、ドライフラワー、シナモン、乾燥いちぢく、それに加えてこしあん的にわかりやすい甘い香り。 丸くて”まとまり”のある香り。 味わいは厚めの果実味にきめ細かなタンニンが溶け込んで、ここでもわかりやすく暖かな甘い果実味に満たされる。ただ、決して ジャム的な甘さに陥らずに、ミネラリーで輪郭の効いた、一本筋の通ったところを感じさせます。期待通り美味いですね。 低地のブッシアの開放的で豊満な魅力が感じられます。名の通った畑のバローロはやはりスケールが違いますね。 ２、３日目 ぐっと熟成が進んだように変化していく。紅茶っぽさやトマトっぽさ。柿のようなニュアンスも。こちらのバルバレスコ に感じたニュアンスです。果実味に力があるということなのか、酸化しても退化するような方向の変化ではなく、熟成の時間を早回しするような印象です。 面白いですね。

1999 BAROLO "BUSSIA" MONTI 大阪のKにて10000円で購入