2006　ミルト　ヴィニェーティ・デッレ・ドロミーティ　フォラドーリ

2011/2/6 初日 外観は軽く金色の入った中庸なイエロー。香りはレモンバームやパパイヤ、ニベア、ココナッツのようなオイリーなニュアンス。 ちょっととまどう、くぐもった香り。少し熟成したリースリングっぽいんですかね。 それらの香りをベースに、グレープフルーツなどの対照的に爽やかなニュアンスが加わる。 味わいはカリンのようなまろやかな黄色系の果実味がおだやかに広がる。少しパパイヤのような感じも。ピノ・ブランのような雰囲気もあり、何故か純度の低いブドウを 感じさせます。ラベルは非常に洗練されていますが、中身は個性的です。非インターナショナルな雰囲気満載です。それがまたイタリアっぽいんですがね。 ２日目以降 時間がたってもへたらずに、すこしずつ粘りのある芳醇な味わいを増してくる。温度は低めがいいですね。初日は高めの温度で楽しみましたが、高めだと このワインの持つ素朴な面を強調しすぎてしまう感じがありました。 以前に９年ほど熟成したものを飲む機会がありましたが、あの９８の時の印象と、基本的に変わりませんね。涼しい土地と肉厚のぶどうの旨みが入り混じった、 複雑で個性的なワインです。

2006 MYRTO VIGNETI DELLE DOLOMITI BIANCO I.G.T. FORADORI 神戸のRBにて2480円で購入