2008 ビアンコ・ルーゴリ ダヴィデ・スピラッレ

2010/8/17
BIANCO RUGOLI DAVIDE SPILLARE
初日
オレンジを帯びたくすんだイエロー。香りは白桃やグレープフルーツの爽やかな香りに、甘く熟したおだやかな果実香が加わり、いい感じ。
味わいは酸の少ないヌルリとした口当たりで、みかんや文旦、熟したグレープフルーツなどの柔らかい果実味が広がる。軽く樽のニュアンスがあるのか、 カスタードクリームっぽさも。「くたびれる寸前のいい造り手のピュリニーです」といわれても、 きっと信じると思う。雑味がなく、バランスよく、ふくよかでおいしいですね。
2日目
酸化したニュアンスが強くなってくる。シェリーっぽい味わいです。みかん缶のシロップのような甘さを感じる。少し前に飲んだ、数年熟成が進んだ ソアーヴェを思い出します。

良く言えば、おだやかで素直でまぁるい味わい、悪く言えばフレッシュ感がなく、メリハリがない。両方をうまくバランスさせることが いいワインのポイントですが、このワインのように意図的に前者なワインは好きです。白ワインを飲む楽しみのすべてを表現しているとは 思いませんが、ある1面をしっかりと示していると思います。グラブナーのこちらに近いニュアンスを感じます。


2008 BIANCO RUGOLI DAVIDE SPILLARE
茨城のYにて2160円で購入