2005 ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ アヴィニョネージ

2010/6/4
VINO NOBILE DI MONTEPULCIANO AVIGNONESI
初日
04が素晴らしい印象だったこの銘柄、楽しみにしていましたが。。。
外観は、かなり濃い目の紫を帯びたルビー。シラーですか?という雰囲気。少し赤みもある。
香りはブルーベリー的に暖かい系の、ざっくりした果実香。詰まった感じがあって、ほぐれない 印象。04のときの軽やかさは影を潜めていて、まだちょっと時間がかかる様子。
味わいはしっかりしたタンニンが舌にビシビシと主張してきて、この造り手のワインにしては、押し出しの強い感じ。タンニンの木目は細かいですが、 酸がやや足りない印象です。ブドウの熟し方とか、収穫後の工程とか、04とは違う何かがあるように思います。
グラスに残して1時間ほどすると、タンニンがやわらかくなってきて、ウールのような手触りのワインになってきました。個人的にはもっと薄手の、シルクのような ニュアンスを期待したいのですが、果実の健全さはさすがだと思わせるものがあります。明日以降に期待しましょう。
2日目
濃さを感じる高密度なタンニンは健在。初日よりはいくぶん柔らかくなった感じがしますが、ここまで04の 印象と異なると、とまどいます。
4日目
酸が表面に出てきて、この銘柄らしいしなやかさがようやく出てきた印象です。それでもタンニンは重いですね。大きめのボルドー用のグラスがいい感じです。

伝統のあるこの造り手のこの銘柄ですから、05から急に造り方を変えたとは思えませんので、04ヴィンテージとの差は ぶどうの違いということになるのでしょうか。ボトルコンディションが特別に悪いとも思えないですし。


2005 VINO NOBILE DI MONTEPULCIANO AVIGNONESI
愛知のNにて2980円で購入