1998 サッシカイア テヌータ・サン・グイド

2010/4/29
SASSICAIA
外観はしっかりと濃い紫を帯びたルビー。ふちの方に透明感。
香りは黒オリーブ、スミレ、カシス。ボワッと暖かい系の香りがします。揮発感というか、アルコール感はそれほどない。
味わいはさすがに充実した果実味がたっぷりとあって、おおらかなタンニンが心地よい。ビシッとピントがあった味わいという感じではありませんが、果実味の豊富さは、ボルゲリの地を表現しているという感じがします。
欲を言えばもう少しの洗練とか、焦点の合った緊張感とか、そういうのを期待していましたが、まぁこれがボルゲリ良年(98)の味わいということでしょうか。
以前にハノイで飲んだ01と近いものは感じますね。もっともっと置いたら、柔らかく艶かしい印象のワインになる可能性も感じますが、普通においしく楽しむのであれば、揮発感のある若いうちに飲んだ方がいいワインだと思います。


1998 SASSICAIA BOLGHERI SASSICAIA D.O.C. TENUTA SAN GUIDO
近所のRにて13800円で購入。