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2006 ピアン・デル・チャンポッロ モンテヴェルティーネ |
2009/4/22![]() 外観は少し黒みを帯びたルビー。照りもあって健康的。ふちの方にグラデーションがあって。 香りは温かみのある赤系果実味がスクッと立ち上がる。スモモ、ブルーベリー。過熟感がなく、山道に自生している野いちごとか、そういうこじんまりした雑味感のある香り。 味わいはスベスベしたタンニンが焦点のあった果実味と溶け合って、ピンポイントにおいしさを感じる。スルリとしていて、広がりすぎず、エッジが効きすぎず、非常にリラックス感のある味わいでホッとする。最近では珍しい癒し系のサンジョベーゼです。こういった造りでも、未熟感が一切感じられないのは素晴らしいですね。いいヴィンテージなのかもしれません。 3日目 スキマ間が増して表情が少し変わりました。酸とタンニンが輪郭をしっかりと保ち、その中で過不足のない果実味が適切なスキマ間をもって存在している。クラシカルで大好きなタイプ。カファッジオのキャンティを思い出します。現代の抽出の強い果実味満タンのスタイルとは対極にあるワインで、こういうワインは食事に非常に合います。オリーブオイルのほのかな苦味やトマトベースのスープに好相性。モンテヴェルティーネという造り手はフラッグシップのこちら も素晴らしいと思いましたが、好みのスタイルです。 |
2006 PIAN DEL CIAMPOLO TOSCANA I.G.T. AZIENDA AGRICOLA MONTEVERTINE 大阪のNにて2480円にて購入 |