1989 リースリング "キュヴェ・フレデリック・エミール" ヴァンダンジュ・タルティヴ トリンバック

2008/1/23
RIESLING CUVEE FREDERIC EMILE VANDANGES TARDIVES TRIMBACH
初日
山吹色を帯びたきれいなイエロー。金色とか、赤とか、そういう色合いにも見える。
香りは最初は粘土っぽいヒネたニュアンスもありましたが、グラスの中ですぐに消えて、そこからミルクティー、チャイの甘い香りがクリアに立ち昇る。
味わいはさらりとした口当たりで心地よく甘さが広がり、鼻にまとわりつく甘い余韻はなかなか消えない。甘くてトロッとした味わいながら、酸がベースにしっかりと残っていて、全体として軽快な印象がある。おいしいワインです。きれいに熟成していると思います。
以前に出会った同じヴィンテージのこちらのゲヴュルツほどのインパクトはありませんが、これはもっと優美で可憐な味わいでした。
2日目以降
熟成の進んだワインのはずですが、こういうワインは持続力があるんですね。味わいはそれほど変わりません。優美なアンズの香りと紅茶のニュアンスがおいしいです。
やはり伝説とまで言われるアルザスの89年、少々ギャンブル気味でしたが、いい買い物でした。

1989 RIESLING "CUVEE FREDERIC EMILE" VANDANGES TARDIVES TRIMBACH
大阪のCにて6500円で購入(ハーフボトル)