2005 甲州 キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー 中央葡萄酒

2008/1/7
KOSHU CUVEE DENIS DUBOURDIEU CHU-OU BUDOSYU
透明感のあるごく薄い黄色の外観。香りはライムやレモングラスなどの香りが爽やかな酸と共に柔らかく立ち昇る。若草のような香りもあって、イタリアのトレッビアーノ種のワインを思わせる。
味わいはグッと切れ込む酸とシャープな果実味がおいしい。ソアーヴェに非常に似たタッチがあります。味わいだけなら間違いなくソアーヴェと言ってしまうと思います。味わいの後半から余韻にかけてはフワッと柔らかなおいしさがあって、その部分はソアーヴェよりも輪郭をあいまいにしたような個性を感じる。ハマグリのパスタと相性良く、幸せなひととき。
以前に感心した甲州種のワインはかなり”和”を感じるワインでしたが、こちらの甲州はイマドキの白ワインとして完全に旧世界の白と互角に立ち回れる完成度です。そういう意味での意外性ではコチラが上。和食に合うという意味ではムコウが上。日本の白もおもしろい時代になりましたね。

2005 KOSHU CUVEE DENIS DUBOURDIEU CHU-OU BUDOSYU
近所のTにて2250円で購入