2006 シャルドネ ”ヴィラ・エミール” グリエモ・ワイナリー

2007/9/2
CHARDONNAY MONTEREY COUNTY VILLA EMILE
初日
薄い目のゴールドイエロー。香りは洋ナシやグレープフルーツ、スターフルーツなどの果実香に、バター飴やクッキーなどの甘い樽の香りがフォローするカリフォルニアらしい香り。バニラエッセンス的なドギツサはなくて、この地では珍しくレモングラスのようなちょっとハーブ的な香りがする。
味わいはクリスプな酸と親しみやすい果実味が甘く広がる。ベタッとせずにここでも青リンゴのような清々しさが広がって好印象。完全に完熟する前に収穫しているのか、樽の甘い香りに独特の未熟な酸のニュアンスがバランスしていて面白い。
キャッチーな香り、品のある味わい、すっきりとした、いやみのない余韻とそれぞれのステップがわかりやすくて良いですね。逆に1つ1つの要素が非常に簡潔でシンプルなところにどうしてもこのワインの”クラス”を感じてしまいますが、ともあれうまく造られたシャルドネだと思います。
2日目
印象はあまり変わりませんが、ちょっと全体に細くなったかな。酸とミネラルが優勢になってきました。
過去に出会ったワインと照らし合わせると、近いのはパピオかなぁ。カリフォルニアのシャルドネは似たような価格帯でも樽の効かせ方の振幅が大きいですね。


2006 CHARDONNAY MONTEREY COUNTY VILLA EMILE GUGLIELMO FAMILY WINERY
いただきもの