2004 ヴァネッサ ロンコ・デッレ・ベトゥッレ

2007/8/6
VANESSA RONCO DELLE BETULLE
初日
透明感のある少し黄緑がかったレモンイエロー。香りはローズマリー、レモングラスなどのハーブの香りが満載で、果実香はレモンや完熟前のグレープフルーツなど。重心高めの軽やかな香り。味わいは香りの印象のままフレッシュで颯爽とした酸が感じられる。ひたすら爽やか系かというとそうでもなく、蜜っぽいゴリッとした果実味も併せ持っているところがおもしろい。多種のブドウ品種からなるワインの良さでしょうかね。これまでの経験からして、きっと明日の方がまろやかでおいしいと思います。グイグイ飲みたくなる衝動を抑えて飲むのを控えて明日に期待。
2日目
ハーブっぽさが遠のいて、かなり甘さを感じるようになる。キンキンに冷やすとサラリと贅沢な口当たりになりますが、少し温度が上がると果実味の甘さを支える酸が足りない感じがしますね。以前にリヴォンのピノ・ビアンコの飾らないおいしさに感心した覚えがありますが、あれをもっとモダンに甘く、完熟に、ピュアに仕上げた感じでしょうか。親しみやすい甘さが備わった分だけ凛とした酸も失ったようで、微妙なバランスですね。
3日目
やっぱり甘いですねぇ。日が経っても特徴としては変わらず、初日の1杯目が一番おいしかったかも。


2004 VANESSA RONCO DELLE BETULLE
大阪のNにて2980円で購入
ピノ・ビアンコ80%、シャルドネ10%、トカイ・フリウラーノ10%