1998 バルベーラ・ダスティ "ラ・コート" ミケーレ・キアルロ

2007/3/16
BARBERA D'ASTI "LA COURT"
初日
濃い目のルビー。少し黒み。ふちの方はやや薄くてムラサキ色。香りはチョコやカカオ、スミレ、コーヒー。樽のしっかりしたまろやかな味わい。バルベーラらしい酸はどこにもありませんが、甘い樽のニュアンスが強いタンニンに溶け込んで一体化しており、とがったところがなくてスルスルと飲める。生っぽい木のニュアンスもあったりして、基本的な要素のバランス、つまり新樽、タンニン、果実味、酸、そのあたりの配合がちょっと良くない、そういう感じがします。
例えば、ポモロッソとか、樽の強すぎるキャンティとか。こういう造りは過去にはあったのだろうな、と遠くを見る目になる。樽の焼きが強すぎるのですかね。
2日目
強いがバランスを大きく崩すことはなく、ちょっと低い温度で楽しめる。
もしかすると面白いワインになっているかも、という期待がありましたが、やっぱり甘かったですね。

1998 BARBERA D'ASTI "LA COURT" MICHELE CHIARLO
ハノイのWWにて270,000VND(約1920円)で購入