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1999 バローロ "パヤーナ" ドメニコ・クレリコ |
2006/12/15![]() 初日 透明感のある、黒味を帯びたルビー。香りはボワッとイチジクやドライフルーツの香り。まさにネッビオーロの香りのど真ん中。おおらかに大きく、しかしエネルギーがすごい。絶妙な雑味感がなんともいえずに香りに複雑さを出していて、ずいぶん前に飲んだイカルディのネッビオーロを思い出させる。乾いた香りがします。そういう意味では案外クラシックな造りを想像させます。 味わいは高いアルコール感に支えられた強固な果実味、そして舌を締め付けるタンニン。温度によってずいぶんと印象が変わるワインですが、ほんの少し冷やしたぐらいが適温。温度が上がりすぎると焦点が合わなくなる感じもする。そういう意味では同時に持ち帰ったシルヴィオ・グラッソにも似ています。ハンドキャリーといってもやはり旅疲れのようなものはあるのかもしれない。 2日目 大柄のタンニン、ネッビオーロらしい乾いた果実香。著名な造り手の評判のよい1本としてはもう少し粒子の細かさやシルキーなタッチを望みたい気もしますが、トータルのパワーは持ってます。力強い味わいのバローロですね。 |
1999 BAROLO "PAJANA" DOMENICO CLERICO アルバのF&Bにて41.75EURO(約5960円)で購入 |