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2003 カベルネ・シラー シャトー・ド・パヤエン |
2006/9/17![]() 本邦初のタイ産ワイン。アジアのワインはベトナム産のこちらでひどい目にあっていますが、こちらはそれなりのお値段ですので、どうでしょうか。 外観は透明感のある紫がかったルビー。香りは、土っぽいシラーの香りと酸っぱい赤系果実の香り。完熟前のチェリーとか。それと、思わず眉をひそめたくなるこの香りは何でしょうか。シラーらしい下品な香りともいえるかもしれませんが、土と人工的な芳香剤がまざったような香り。 味わいは、しっかりした酸と赤ワインらしいかすかなタンニン。ぎりぎりの味わい。ある程度この味わいの方向性を想像していたので冷蔵庫の温度からスタートしていることもあって、食事中のワインとしてなんとか合格点をつけられる。果実味の軽さに加えて、酸が強い。フレッシュなざくろのようなこの酸。暑いタイの地でどうして完熟しないのかな、という余計なことを考えさせる。 ベトナムのダラット産ワインのような身の危険は感じませんが、なんとも形容のしがたいワインです。「タイでワイン?」という好奇心だけから飲むなら、まずまず楽しめますが、これがタイで金賞を取ったワインということを知ると、ちょっとへこみますね。 |
2003 CABERNET SHIRAZ CHATEAU DE PHAYAYEN タイの現地にて500BARTS(約1560円)にて購入 バックラベルには英語で「赤身肉やタイ料理に合わせると良い」とありますが・・・ |