2002　デヴィルズ・レイヤー　マーガレット・リヴァー

2006/7/30 黒みがかった濃いルビー。香りはリッチなカベルネらしい凛とした果実香が立ち昇る。カシス、ブラックベリー、カカオ、インク、シナモン、針葉樹系の香り。久々に力こぶ満点のカベルネ。こういうクラスを感じる香りっていいですね、たまには。 味わいはやわらかいタンニンとコーヒーのような苦いニュアンス、それに凝縮した果実の甘みが口の中を満たす。ドンッと押してくるような味わいでなかなかにオージー的。余韻はちょっとざらついたニュアンス。わずかに粉っぽいのかな。アルコール感が高く、ホットでなかなか進まない。 香りのインパクトは相当ハイレベルなものがありましたが、やはり全体では押し出しの強いオージーのカベルネって感じがします。コールドストリーム・ヒルズのカベルネでも思いましたが、これにきちっとした輪郭や微妙な陰影、ちょっと引いた所があれば素晴らしいバランスのワインになると思うのですが、世間一般では「押しっぱなし」のワインの方が好かれるのかなぁ。

メモ 2002 DEVIL'S LAIR MARGARET RIVER DEVIL'S LAIR VINEYARD CABERNET SAUVIGNON MERLOT ハノイのVにて35USDで購入 アルコール度数１４％