2000　ヴィーノ・ノーヴィレ・ディ・モンテプルチャーノ　"ヴィニェート・アンティカ・キウジーナ"　ファットリア・デル・チェッロ

2006/4/3 初日 かなり濃い目のルビー。紫とか黒とか、そういう色が見える。粘性すごい。香りはグラスに注いですぐにポンッと立ち上がるベリー系とスミレのようないい香り。発散的に香る久々のサンジョベーゼ。いい感じにスキマのある風通しの良さと熟した果実香のバランス。 味わいは高いアルコール感と濃厚な果実味。カカオとかチョコとか、そういう系のビターな味わいは新樽の効果か。ホットな余韻。果実味といい、アルコール感といい、すごいパワーなんですが、絶妙に締まったところがあってダレない。ここまで抽出感が高いと、牛肉の肉汁なんかに合うワインと思います。 とにかく、発散的に香るサンジョベーゼというだけで、なんだかうれしい。 ２日目 チョコっぽい味わい。やわらかくて、いい意味で緊張感のないタンニンはトスカーナの赤らしい。非常に好みの構成。ポリツィアーノを思い出させます。ただ、ちょっとがんばりすぎな感じがしますかね。ぶどうの品質は間違いないと思いますが、後からの装飾がちょっと過多かなという感じ。もう少し押し引きのメリハリが効いた造りになれば申し分なしです。

メモ 2000 VINO NOBILE DI MONTEPULCIANO "VIGNET0 ANTICA CHIUSINA" FATTORIA DEL CERRO ハノイのVにて49.75USDで購入