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2002 ミューラー・トゥルガウ ヴェネツィエI.G.T. リヴォン |
2006/3/30![]() 初日 かなり濃い黄色。風邪薬を飲んだ翌日の**のような黄色さ。美しい透明感。香りはアンズ、ドイツの古酒のようなクタッとした漬物の香りとか、セメントっぽい石灰の香り。子供の頃にセメントの土管で遊んだ後の手の匂い。これまでまったく忘れていた懐かしい香りを思い出させる。自虐的ですが、簡単に香りの引き出しが見つからないというのは非常に楽しい。 口に含んだ直後、舌に感じるプツプツとした酸がまた新鮮。軽いスパークリングワインか、薄いオレンジジュースのような不思議な味わいに、余韻はミネラリーで締まった酸。煮た野菜のパスタと落ち着き感が絶妙に響きあって楽しいかぎり。味わいの薄さはちょっとコンディションがどうかな、という感じもしますが、香りから余韻に至るまでの波乱万丈がほんとに楽しく、これぞマイナー品種の味わい。 2日目 クタッとしたニュアンスは変わらず、さすがに活きのよさが後退した感じ。やっぱり変化球なワインですが、おいしいです。ここの造り手の白はピノ・ビアンコやソーヴィニョンも経験があり、どれもおもしろいワインですが、1つだけ選ぶならピノ・ビアンコかな。 |
メモ 2002 MULLER THURGAU DELLE VENEZIE I.G.T LIVON ハノイのVにて16.88USDで購入 アルコール度数12.5% |