NV ピペ・エドシック

2006/2/27
PIPER-HEIDSIECK CHAMPAGNE BRUT
かなり濃い目のイエロー。純金を思わせる赤っぽさ。そして細かい泡。
香りはしっかりした蜜の香りにカリンとか完熟グレープフルーツ。口に含んだ直後に果実味と酸が広がり、細かい泡がやさしく消える様はシャンパーニュならではの世界。こってりした甘さはカリンの梅酒付けを思い出す。こんなに梅酒感のあるシャンパーニュも珍しい。シチリアのこれみたい。
余韻は喉のあたりにこってりとアルコール感と甘さが残って、そのあたりにこの銘柄のスケールを感じたりしますが、しかしこの華やかさは得難い。ラベルの派手さも印象を後押ししている気がします。

このボトル、187mlという4分の1サイズなんですが、それにしてもこの値段の付け方は何かの間違いなんでしょうか。ハノイ市内のあちこちのスーパーでこの程度の値段で転がっているんですよね、この銘柄のこのサイズ。ラベルやボトルの作りを何度も見ましたが、どうも本物。もしも偽者であっても、「シャンパーニュならではの世界」とか言ってるだけでも幸せなんでしょうか。
黙って楽しむべきか、アラを探すべきか・・・


メモ
NV PIPER-HEIDSIECK CHAMPAGNE BRUT
ハノイの近隣のスーパーにて42,000VND(約290円)で購入