1998　コンテア・ディ・スクラファーニD.O.C.　タスカ・ダルメリータ

2005/9/13 珍しいシチリアのスパークリングワイン。 結構濃い目のイエローゴールド。細かい泡。香りは甘くて濃いハチミツ、完熟グレープフルーツ、オレンジ、トロピカルフルーツ。それに加えておいしそうなナッツやカラメル、焼き菓子の香り。それらの香りを酸がまとめあげる。南の白なので想像できるとはいえ、こんなにトロピカルフルーツの香りのする泡モノは初めて。 味わいはやわらかい甘さと丸い酸が完全に溶け合っていて、わかりやすくおいしい。芯のあるふくよかな果実味と熟成感のある複雑な果実味が文句なくおいしい。上質のシャンパーニュのような軽やかさとは異なるベクトルですが、うまく熟成した樽香のある白ワインがそのまま発泡したような、そんな不思議なニュアンスで楽しめる。 リリースされてすぐのフレッシュな状態でもさぞかしインパクトのあるワインだと思いますが、熟成しても甘く濃くやわらかく、非常においしい。何度でも再会したい、そんな印象的な１本です。

メモ 1998 CONTEA DI SCLAFANI D.O.C. TASCA D'ALMERITA METODO CLASSICO BRUT ハノイのVにて45USD シャルドネ１００％