2003 キャンティ・クラシコ "ペッポリ" アンティノリ

2006/1/16
CHIANTI CLASSICO "PEPPOLI"
初日
エッジに紫の見える濃い目のルビー。粘性も高い。香りはジューシーなプルーン、黒系の大きめ果実、チョコ。そしてジャムっぽい厚み。サンジョベーゼらしさはあまり感じられず、かなり新世界風。
味わいはソフトな酸となめらかな果実味。しなやかだが陰影の乏しい味わい。ニュアンスのどこかにキャンティらしさを探してはみるものの、それは見つかりません。やはりブレンドされているメルロやシラーの影響を強く感じます。良いサンジョベーゼを使っているような雰囲気はしますが、サンジョベーゼが持ついい意味での軽さや立体感をメルロとシラーが埋めてしまっているような印象を受けます。サンタ・クリスティーナと似ていますね。
2日目以降
軽いチェリーっぽさとか、アメリカンオーク風のわかりやすくザックリとした甘みが前面に。フリウリのこれを思い出す。
開けてすぐは味わいが妙に重いので、普段の食事には合わせにくいワインです。そして変化の仕方も好ましくない。レストランで脂っぽい肉に合わせて1杯だけ、そういう飲み方ならアリかな。


メモ
2003 CHIANTI CLASSICO "PEPPOLI" ANTINORI
ハノイのWにて275,500VND(約1930円)で購入
サンジョベーゼにメルロとシラーのブレンド