1998 バローロ コッコナート バーヴァ

2005/12/15
1998 BAROLO COCCONATO BAVA
初日
明るくて赤みの強い美しいルビー色。ほんのちょっと黒みもあるが、やや濃い目のピノといった外観。香りは初めからネッビオーロらしい乾いた甘い果実味が立ち上がる。乾燥いちぢく、ドライフラワー、スパイス、黒蜜などの様々な香り。軽やかで上品で慎ましい、でも重心の低さとか腰の重さを感じて、まさにネッビオーロの香り。味わいはさすがのアルコール感と、乾いたようなウェットなような絶妙のタンニンが舌に広がって、本当においしい。果実味の濃さが適当なんですね。濃すぎず、決して物足りない感じもせず。そしてアルコールと果実味の力強い融合はバローロならでは。
芯のある香り、しなやかな果実味中心の味わい、ネッビオーロのいい面をうまく表現していると思います。
2日目
香りも味わいもいい面は持続して、さらにまろやかに飲みやすくなった感じ。おいしいですねぇ。パンだけで楽しめます。小手先で造ったようなあざとさがまったくなくて、自然なのに自信に満ち溢れたような余裕を感じます。ちょっとLLのブルゴーニュのこれに似ているようにも感じます。
とにかく雄大で自然においしくて、好みのタイプの味わいです。


メモ
1998 BAROLO COCCONATO BAVA
ハノイのVにて35.9USDで購入。