2001　ヴァルポリチェッラ・クラシコ　"カピテル・デッラ・クロサーラ"　モントレソール

2005/12/5 初日 赤みを帯びた美しいガーネット。照りと透明感があってキレイな外観。粘性も結構すごい。香りは完熟のイチゴやいちぢくの甘い香り、オリエンタルスパイス。凝縮感と熟成感を同時に感じる。カマルティーナ９５を思い出させるほどのインパクト。味わいは柔らかで筋の通った果実味が口の中に広がる。これはうまい。適度な酸が味わいを引き締めるが、タンニンはミニマムで非常に近づきやすい。反面、意外なほど押し返すようなアルコール感があって、リッチな側面もある。 うーむ。これはずばらしいワイン。カマルティーナとアマローネのそれぞれの良さを併せ持ったようなワインです。ＣＰは非常に高い。 ２日目 やわらかく、飛距離のある甘い果実香はますます勢いを増した感じ。ポートワインみたい。そしてヌルッとした妖しい口当たりが前面に出てきた。健康的な果実味から退廃的なニュアンスへ移行しつつある状態。清潔で健全な印象からはやや遠いですが、得難い個性だと思います。ヴァルポリチェッラは本当に幅の広いワインだと思います。そして"当たる"確率の高いワインといえるのではないでしょうか。

メモ 2001 VALPOLICELLA CLASSICO "CAPITEL DELLA CROSARA" MONOPOLIO MONTRESOR ハノイのVにて13USDで購入