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1999 バローロ "ブッシア" プルノット |
2005/11/7![]() 初日 照りのある濃い目のルビー。やや赤っぽさが強い。ふちの方はガーネット。粘性大。香りは完熟のイチジクやイチゴ。ジャムに近いぐらいに、とにかく甘い香り。あとは八角とかタマリンドとか、そういう酸っぱ甘系の香り。このワインに似てる気がする。いい畑で育った良年のネッビオーロに間違いない香り。 味わいは香りのヴォリュームと比べてスルッとはいってくるが、ここからがバローロの真骨頂。舌がしびれるほどの強力な酸が緊張感を生み、暴力的ともいえるタンニンが口の中を襲う。自虐的ですが、こういうワインは楽しいです。土地とブドウの個性が伝わってきます。若すぎるカベルネとくらべてポジティブに楽しめます。飲み頃にはほど遠いんでしょうが、食事とともにゆっくり飲むんだったら十分に飲み頃です。 2日目 味わいの出たり入ったりする振幅が小さくなった感じ。乱暴なまでの力強さが収まって、静かなネッビオーロに収束。さらに5年とか、かなりの期間おいてからあけると何かが待っていそうな気がする。 |
メモ 1999 BAROLO "BUSSIA" PRUNOTTO ハノイのWHPで783,750VND(約5490円)で購入 |