2002 ムーラン・ナ・ヴァン シャトー・デ・ジャック ドメーヌ・ルイ・ジャド

2005/10/5
MOULIN-A-VENT CHATEAU DES JACQUES
初日
紫や黒を帯びたルビー。透明感があってしっかり濃い。香りはラズベリーやチェリーの明るい赤系果実、それに黒系のしっかりした果実香も。樽っぽいバニラな香りもしていい感じ。なんといっても活き活きとした香りがボージョレらしくていいですね。
味わいはしっかりしたタンニンと高い酸がバランス良く、甘い果実味はミニマム。でもこれは好みの味わいです。食事にあわせると最高においしい。そして余韻が長い!アルコール感や果実味の濃さでひっぱるのではなく、香りとタンニンがずーっと口と鼻のまわりに残ってただようような、そんな感じ。
上品に造ったサンジョベーゼ系の味わいに近いのではないでしょうか。こちらのヴァルディピアッタとか。それにしっとりと重いタンニンを加えたような。芯の通った味わいで、素晴らしいと思います。ボジョレー屈指のワインという評判にも納得です。
2日目
酸がやわらかくなって、ふっくらした果実味がおいしい。余韻のキリッとした酸から想像すると、熟成させてクリーンな果実味としっかりしたタンニンが溶け合うと、別次元のワインになるような気がします。これは深遠なボージョレです。


メモ
2002 MOULIN-A-VENT CHATEAU DES JACQUES DOMAINE LOUIS JADOT
ハノイのAにて34USDで購入