2000 キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ "ルカレッロ" ボルゴ・サルチェティーノ

2005/9/4
CHIANTI CLASSICO RESERVA BORGO SALCETINO
初日
紫色の強い濃い目のルビー色。ふちの方は透明。香りは、チェリーやラズベリーの酸のある小さな香りとチューインガムのような人工的な甘い果実味。それにゴムっぽい香りがほぐれない。野菜を煮ている時の香り。ブロッコリーとか。
味わいは非常に酸の効いたかなり甘酸っぱい果実味が優勢。チェリーですかね。あとは茹で小豆。余韻はヨーグルトのような甘い酸味が後に引く。
ドライトマトの強い酸と真っ向張り合えるほどの強力な酸が特徴的。ちょっと微発砲してるんじゃないの?ぐらいの酸。100%グレープジュースのような平たい甘みに2000年らしさを感じてしまう。同じヴィンテージのこちらのキャンティと非常に良く似ていると思いますが、もう少し果実味寄りかな。やはり2000年のトスカーナは厳しい天候だったということでしょうか。その年の状況がそのまま感じられるという意味では、自然な造りということでポジティブにとらえたい気もしますが。
2日目
とがった酸が丸くなり、なめらかで妖しい味わいのキャンティに収束。ぬるっとした口当たりが独特。酸の凹凸はなくなりましたが、それなりのところに落ち着いた感じもします。こうなるとスルスルと飲めておいしいですね。ぶどうの質は確かだと思います。次回は良年のものを是非試してみたいですね。


メモ
2000 CHIANTI CLASSICO RESERVA "LVCARELLO" BORGO SALCETINO
ハノイのVにて35.14USDで購入。
カナイオーロが入っているそうな。ラベルのデザインはイイ感じですね。