2000 バルベーラ・ダスティ "コスタミオーレ" プルノット

2005/8/6
BARBERA D'ASTI "COSTAMIOLE"
初日
やや赤みを帯びた濃いルビー。粘性大。香りは香ばしいバニラの香り。バニラエッセンスかと思うぐらいにはっきりしたバリックからくるバニラの香り。牛乳のような香りもして、ブラインドだったらボルドーな感じ。果実味はゆっくりと開いてきて、目の詰まったカシスなどの黒系のベリー香がただよう。
味わいははじめはほぐれない樽のニュアンスが強いものだったが、時間とともになめらかな果実味と細かくウェットなタンニンが口の中にからみつくように感じられる。アルコール感が強くて、バルベーラの個性を修飾しすぎのような感じもしますが、これはこれで1つの方向なんでしょうね。ただ、このベクトルだとヴィエッティのこれぐらい突き抜けてくれないと、物足りないような気もしますね。
2日目
凹凸のない濃い赤ワインに収束。果実味満タンなので物足りなさこそ感じませんが、ちょっと好みのベクトルのバルベーラではないかな、というのが正直な感想。なにかをちょっと変えればヴィエッティみたいになれそうな気もするのですがね。

この造り手はバルベーラよりもドルチェットの方が好みにあってるかも。


メモ
2000 BARBERA D'ASTI "COSTAMIOLE" PRUNOTTO
ハノイのWWで450,000VND(約3150円)で購入