1999　ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ　カステルジョコンド　フレスコバルディ

2005/5/15 濃くて黒味を帯びた照りのあるルビー。香りはやや閉じた感じのある青い果実香、ブルーベリー。カタラーナのようなちょっと卵っぽいニュアンス。ハーブ、タバコ。高めのサービス温度のせいもあって、香りのヴォリュームはしっかりしているが、やや健全ではない様子。味わいはとろりとした果実味がさすがにブルネッロで、充実度がすごい。口のなかでまとわりつくような濃度。ほんのちょっと舌の上で酸がぴりぴりするようなニュアンスがあって、やっぱりここでもちょっと不完全な感じ。 良年のブルネッロとしてはもう一ランク上を期待していましたが、なかなかそうはいかず、難しいものです。ひとつ下のクラスの９７が素晴らしい出来だっただけに、もう少しスケールの大きいワインを期待していたのですが。

メモ 1999 BRUNELLO DI MONTALCINO CASTELGIOCONDO FRESCOBALDI ハノイのPにて37.5USD（ハーフ）