1993 バルバレスコ ガヤ

2005/3/2
BARBARESCO GAJA
クリアな赤みを帯びたガーネット。香りは初めは閉じ気味だったが、すぐにドライフラワーのような華やかな香りが開く。いちぢく、エスプレッソ、タバコ。どんどん変わっていき、どんどん深みを増していく。貧相な(失礼!)グラスでも様々な香りが現れて最高に楽しい。
味わいはなめらかでありながら凹凸のある果実味。さらさらしたタンニン。きれいに熟成したネッビオーロはいつもこういう澄んだイメージになるような気がする。余韻は細く、長く、スーッと消えていく。全体の構成が上品で、時間的変化も楽しい。しだいにミルキーな香りもしてきた。
評判にたがわないすばらしいワインだと思います。想像より古典的な造りだという感想ですが、だからこそ底力というか、伝統の重みを感じますね。

こちらのリゼルヴァと並べて、2つの銘柄をオープンにして銘柄当てをしたら、間違いなく自信をもって逆に答えると思う。
そういうわけで、ネッビオーロはまだまだ経験が足りません。



メモ
1996 BARBARESCO GAJA
東京のYにて15000円で購入。