2001 ギアイエ・ビアンケ シャルドネ テヌータ・コル・ドルチャ

2004/11/2
GHIAIE BIANCHE
初日
案外薄めで透明感と照りを感じるイエロー。香りはバターやクリーム、白い花やファンデーションのようなフワッとした華やかな香り。やや人工的ではあるが上品な樽香。
口に含むと、オークと果実味が完全に溶け合ったおいしい果実味、キレのある酸。驚くほどブルゴーニュ的です。ミネラル感とバニラ的な樽香、それにすっきりした果実味とくれば、これらはまさにヴェルジェのワインが持つ特徴です。しかも結構上の方。ファンデーション的な香りはルッフィーノのカブレオ・ラ・ピエトラを思い出したりもする。温度低めでスタートしたが、温度が上がるにつれて香りも味わいも厚みを増していくのが楽しい。
某所でうまいとは聞いていましたが(ソレンゴ97の右にチラッと登場している)、このモダンな洗練度と樽使いの上手さは驚きです。うまいです。
2日目
酸がなじんできて、白桃や洋ナシのようなニュアンスが出てきた。食道にまとわり付くようなアルコール感も印象的。最近グラスでちょっとだけ飲んだ、アルト・アディジェのカルダーロのシャルドネにも近いかな。
3日目
フレッシュさは後退したが、鼻に抜けるバニラな感じの余韻がやっぱりヴェルジェのワインに似ていると思う。ブルゴーニュのかなりいいワイン達とまぜてブラインドしても、トスカーナの白だとは気づかないのではないでしょうか。


メモ
2001 GHIAIE BIANCHE CHARDONNAY CHARDONNAY DI TOSCANA
TENUTA COL D'ORCIA
神戸のRBにて2610円で購入