1997 ソレンゴ アルジャーノ

2004/5/27
SOLENGO ARGIANO
濃いが陰影のあるルビー色。赤みと黒みが入り混じる感じ。香りはおいしそうな香りがすぐに開く。絢爛豪華な香りというか、そういうきらびやかで多種多様な、楽天的な香り。ブラックベリーやカシス、ミルキーな香りにはカベルネを感じ、酸のあるザラッとしたタッチとグリップのある旨みにはサンジョベーゼを感じ、プリッと丸くて人懐っこい甘い香りにメルロを、焼けたようなスパイシーなアクセントにはシラーを。とにかく4種のぶどうの個性がそれぞれに楽しめて、なおかつ甘くておいしい果実味がそれらを包括し、全体をまとめ上げる。これはすばらしいとしかいいようがないです。最高です。
飲む前はひょっとしてまだ開かないワインなのかなと思っていましたが、実際にはまさに今飲み頃のすばらしい香りと味わいでした。開けてすぐに十二分においしいのに、そこから時間が経つとカベルネやメルロに特徴的なミルキーな粘りが出てきて、ますますおいしく変化していく。
うーん、すごいです。97はやはりすばらしいということでしょうか。バルサミコを効かせたスズキとスカンピのグリエと楽しむとそれはもう至福のひととき。

ご近所の馴染みのお店とはいえ、お勘定は申し訳なくなるほど安くしていただいて、非常に恐縮です。
帰ってきた際には必ず立ち寄りますので、またおいしいものを食べさせてください。



メモ
1997 SOLENGO ARGIANO
オルヴィエートのエノテカにてL.85000(約4930円)で購入。
ワインの持ち込みってやつをはじめてやってしまいました。