2003 チェントブリッキ・ビアンコ マウロ・セバステ

2004/9/16
CENTOBRICCHI BIANCO
きれいな照りのある濃い目のイエロー。金色っぽさもある。香りははじめはちょっとヒネた感じもあったがすぐに消えて、ライムやラムネ、完熟グレープフルーツやマンゴーの香り。トロピカルフルーツ的な甘い香りがやや優勢。華やかな花のような香りとハチミツ的な甘い香りもしっかりしていて、それらが積極的に香ってくる。
口に含んだときに感じる甘さはほんの一瞬で、シャキッとしたミネラル感とホットなアルコール感が口中を覆う。上あごに貼りつくようなミネラル感が特徴的で、超辛口の日本酒をグイッと飲み干した後のような、そんな雰囲気。
以前に飲んだ2001ヴィンテージと比較すると、アルネイスとソーヴィニョン・ブランが持つ爽やかなタッチは影を潜め、トロピカルフルーツの厚い甘い香りが優勢。2003ヴィンテージの猛暑を思う。セパージュが変わったのかも。温度が上がってきたときのムルソーのようなコッテリしたニュアンスもおもしろい。ブズローのこのムルソーみたい。
というわけでこのワイン、あいかわらずCPは非常に高いです。


メモ
2003 CENTOBRICCHI BIANCO MAURO SEBASTE LANGHE D.O.C.
神戸のRBで2610円