2000 ラグレイン アルト・アディジェD.O.C. ヴィルヘルム・ヴァルハ

2004/8/18
LAGREIN WILHELM WALCH
初日
ムラサキを帯びた濃い目のルビー。香りはブルーベリーやいちぢくなどの濃厚で暖かな果実香。パワフルで元気いっぱいの香り。味わいは酸と果実味のバランスがよく、ザラッとしたタッチの余韻には良い出来のキャンティを思わせるようなコクがあって非常においしい。ラグレインの押し出し感の強さはサンジョベーゼの比ではなく、南イタリアのワインを連想させるほど。しかし、安価なラインにありがちな、ぼってりとした印象はなく、いい意味でシンプルで飲みやすく、しかも飲みごたえがある。あまり経験はありませんが、ラグレインというぶどうの個性を真っ直ぐに伝える、素晴らしい1本だと思います。
Nさんセレクトのこの価格帯の土着品種は外しませんね。価格よりも1000円上の満足感をいつも与えてくれる。
2日目
力のある果実香は大人しくなって、カラメル的な甘い香りが優勢に。ちょっと勢いが落ちた感じで、やはりすぐに飲みきるべきタイプの赤かなと。フリウリのロンコ・ノーレを思い出したりもする。


メモ
2000 LAGREIN D.O.C. SUDTIROLER WILHELM WALCH
大阪のNにて1780円で購入。