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2000 プイィ・フュイッセ "レ・ゾー・ド・ヴィーニュ" ギュファン・エナン |
2004/5/17![]() 初日 意外に薄いイエロー。少し金色。粘性も弱く。 香りははじめはヴェルジェにも共通するキノコ的なひねた香り。その奥にミツの甘い香り。傷んでダメになる直前のハチミツというか、そういう妖しい感じの甘さ。あとはグレープフルーツやレモンの軽い柑橘系の果物の香り。 味わいはキリッとしたミネラル感とハチミツレモンのような控えめな甘さと。もっと樽香寄りかと思っていたが、さにあらず。温度が上がってくると、酸味よりもやさしい甘さが感じられて、いい感じ。 どこからみてもマコンのいいワインという感じで、それ以上でも以下でもないというとちょっと手厳しいか。バランスがとれていてすっきりとおいしいのだが、値段が値段だけにもうひとひねりを期待してしまう。同じヴィンテージならこちらのマコンの方がこってりとしていて好きだったかも。 2日目 シェリーのような酸化風味の味わいに収束。とはいっても複雑な香りや味わいにシェリーのニュアンスを感じるというだけで、その前にマコンのワインとしておいしいことは確かなのだが、この価格のワインとしてCPを考えた場合、ちょっと残念な感じがする。 じっくりと楽しむレベルの白ワインの味わいの構成要素を考えた場合、個人的には新世界的なトロピカルフルーツやナッティなニュアンスよりも本場フランスのキリッとした酸や熟成感の方を好むのですが、そういった個性派ワインを探すのならアルザスやボルドーが層が厚いのかな。(もちろんボーヌは別格ですが。) |
メモ 2000 POUILLY-FUISSE "LES HAUTS DE VIGNES" GUFFENS HEYNEN 愛知のTにて7650円で購入。 |