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2002 ソーヴィニョン "ザンクト・ヴァレンティン" サン・ミケーレ・アッピアーノ |
2004/3/19![]() 初日 うすーい緑を帯びた黄色。透明感と照りがあってきれいな色。 香りはソーヴィニョンらしいライムやラムネ、キャンディー。すがすがしい香りと甘い果実香。低い温度から強力に香る。味わいはぬるっとしたタッチがあって、酸が低め。じわっと口の中に甘さが広がり、そのあとクリアでキレイな余韻が続く。口に含んだ直後の甘さは中辛口のドイツのリースリングのようでもあるが、余韻を含めた構成の大きさはさすが。イタリアで1、2を争うソーヴィニョンといわれるだけのことはある。洗練という言葉がぴったりの上品なワイン。 あまりにもピュアで飾り気のない造りであるため、思わずぐいぐいと飲み進めてしまうのが問題。 2日目 冷蔵庫の温度でもピシピシと香るのは相変わらずだが、とんがった所が丸くなって、かなりおだやかな味わいに。完熟感はアルザスのワインかと思うぐらい。 非常に上品なワインです。でもこちらのフリウリのソーヴィニョンのように、何か強力なインパクトを求めるとちょっと肩透かしを喰らうかもしれない。素直に造って、それで十分にらしさを表現しているという意味では存在感のある1本。でも以前にちょっとだけ飲んだ同じ造り手のシャルドネの方がインパクトがあったようにも思う。 |
メモ 2002 SAUVIGNON "SANCT VALENTIN" SUDTIROL ALTO ADIGE SAN MICHELE APPIANO 近所のCにて3600円で購入 |