2002　ソーヴィニョン・ブラン　クラウディ・ベイ

2004/1/2 透明感のある、緑がかったイエロー。輝きがあってきれいな色。香りはフレッシュなグレープフルーツやライム、レモン、りんご。微炭酸かと思うほどの酸が細やかに鼻の奥に飛んでくる。トレッビアーノのような干草の香り。味わいは若いリースリングのような爽やかな酸と、たっぷりと熟した果実の甘さが口いっぱいに広がる。あまりにキレイに 熟しているために、やや甘口かと思うほど。余韻の粘りあるオイリーなニュアンスは同じニュージーランドのこのソーヴィニョン・ブランに非常に似ている。ただ、カチッとした酸はクラウディ・ベイの方が圧倒的で、そのバランスが非常に上品。このキビキビした酸はこのフリウリの白にも似ているような。 時間が経つと酸が和らぎ、ヨーグルト風のニュアンスも出てくる。ちょっとシャンパンのような印象もある。 おいしいですよ、これは。評判に違わない安定感のあるおいしさ。ワインを飲みなれない人が思い浮かべる「おいしい白ワイン」のちょうどそのひとつ上に位置するような、そんな完成度を感じる。同じ造り手のシャルドネにも是非挑戦したい。

メモ 2002 SAUVIGNON BLANC CLOUDY BAY 大阪のWで購入。3000円の20%OFFで2400円。