2001 ドルチェット・ダルバ ブルーノ・ジャコーザ

2003/12/26
DOLCETTO D'ALBA
初日
ムラサキの強いルビー色。黒っぽいながらも全体に透明感がある。香りはプルーンやスモモ、スミレなどのムラサキの花の香り。ぶどう品種の個性がプンプンとしていて楽しい。
味わいは酸が低く、ヌルッとした感じさえある。甘さとスミレっぽい華やかな香りのバランスがおもしろい。媚びないまじめなワインという感じ。何も特別なことをしていないということが、逆に存在感がある。同じイタリアの土着品種を扱っても、例えば最近飲んだサッソなどのようにモダンな造りと比べると古典的な古臭いワインだが、これもまたワインの楽しみ。
2日目
甘い黒系のベリー香満開。那智黒?っていうぐらい。ぶどう品種の個性がまっすぐに伝わってきておもしろい。これぞまさに赤ワインの香りと味わい、という当たり前のことがなんだか当たり前にうれしくなる。おそらく誰が飲んでもこの印象は同じで、「ぶれ」はないと思う。それこそがこのワインの個性。


メモ
2001 DOLCETTO D'ALBA BRUNO GIACOSA
神戸のKで購入1880円