2000 サッソ アリアニコ・デル・ヴュルトゥーレ カンティーネ サッソ

2003/12/7
SASSO AGLIANICO DEL VULTURE
初日
照りのある黒みを帯びたルビー。赤みが優勢。縁の方は薄い。凝縮感はないが基本的にぶどうの色が濃いタイプ。香りはブルーベリーやカシス、タバコなどの複雑な香り。ネッビオーロ的な雑味のあるニュアンス。ジャムのような甘い香りが基本だが、それだけではなくホコリっぽさもあって複雑。このピエモンテのネッビオーロみたい。
味わいは南イタリアらしく、甘くてざっくりしたタンニン。酸が低くてわかりやすい(=やや単調)。モダンな透明感を感じる。垢抜けない土着品種をうまく扱っている印象。粘性も不自然なほど強くて、アルコール感も高い。おもしろい赤だと思いますよ。
2日目
甘い香りがフワッと。初日よりいい感じ。味わいも酸と甘みと渋みがいいバランス。初日の造り込んだ印象の味わいから、素直な親しみのもてるおいしさへ変化。素直においしい。これは初日より猛烈に印象アップ。1000円代では過去最高の赤かも、というぐらい。


メモ
2000 SASSO AGLIANICO DEL VULTURE DOC CANTINE SASSO
神戸のKで購入1740円