1998　シャルドネ　サンタクルーズ・マウンテン　リッジ

2003/8/9 初日 外観は赤みを帯びた濃い金色。粘性すごい。 香りはこってりと甘いマーマレードやキンカン。甘苦い雰囲気。ベリンジャーのスブラジアに似た印象。わずかに感じられる酸が立体感を演出していて、高級感あふれるいい感じ。 味わいは香りほど個性的でなく、濃くておいしい高級シャルドネそのもの。余韻が細く長く感じられ、くどさが後を引かない点がよい。にんにくを効かせたパスタに良く合う。こってりした香りと味わいに奥行きを与えているのは、「涼しい土地」なのかな。 ２日目 ナッツやバターのニュアンスが前面に出てきて、昨日よりかなり好印象。香りも味も非常に複雑で楽しませてくれる。ものすごく強い造りなのにファットな印象を与えないのは、やはり絶妙な酸が厚い果実味を支えているからだと思う。輪郭がキチッと出ている感じ。（いまだ経験はないが）モンラッシェ系の特級クラスのワインってこんな味わいじゃないかなと想像してみたくなる。温度が下がりすぎるとアルコール感と苦いニュアンスが強くなり、まろやかさが感じられなくなるので要注意。

メモ 1998 CHARDONNAY SANTA CRUZ MOUNTAINS RIDGE オークションで購入3530円 アルコール度数14.6%はちょっと高すぎと思うが、ラベルデザインは大好き。