1999 チェラスオーロ・ディ・ヴィットーリア ヴァッレ・デッラカーテ

2003/7/9
CERASUOLO DI VITTORIA  VALLE DELL'ACATE
初日
こちらの白に続いて、同じ造り手で今度は赤。
外観はやや濁った感じのあるムラサキがかったルビー。粘性も弱く、濃いボジョレー?ってな感じの外観。縁の方はかなり透明。
香りはプッチンプリンのカラメルのような、お菓子風な甘いカラメル香。ほとんどこの香り。あとはブルーベリーやスミレ。この独特のカラメル香がブドウに由来するものなのか樽に由来するものなのかわからないが、個性的でなかなかおもしろい。
基本的には軽やかな味わい。そして、心地よいタンニンとキュッとした酸がおいしさを演出する。この値段帯のワインの余韻というと、たいてい「酸っぱいか薄いか」で期待できないとしたものだが、このワインは最後までしっかりとおいしさが持続していい感じ。ちょっと暑い夜の食事に合わせる赤としては必要十分。ワイン単体でしみじみするようなワインではもちろんないが、飲み飽きず、スルメのように徐々に良さが実感できる。さすがNさん。おもしろい赤です。
2日目
カラメル感が後退して、ちょっと濃い、軽くておいしい赤へ。なかなかいいワインだと思います。やっぱりイタリアの土着品種系はおもしろい。Nさん、北へ南へもっと開拓して!


メモ
1999 CERASUOLO DI VITTORIA VALLE DELL'ACATE
大阪のNで購入1380円
フラッパート40%、ネロ・ダヴォラ60%のブレンド。