1997　アニマ　リヴェルナーノ

2002/12/30 ちょっと金の入った黄色。めちゃめちゃ濃いというほどでもない。照りがすごい。 底光りするようなきれいな色。 香りはバニラ、ハチミツ、バナナ、パイン。 それと、不思議とみかんの香りが強い。ミカン缶のシロップとか。 閉じている風ではないが控えめで力強い香り。 なめらかなアタックで樽と果実味の溶け合ったやわらかい味。 そして余韻がすごい。飲み込んだ後にゆっくりゆっくり食道を降りていくような、 長い余韻。洋酒っぽい、バニラ感の強い、からみつくような感じ。 樽の効いたイタリアの白ではバタールや ロダーノ、プラネタ などを思い出すが、ロダーノよりも力強く、プラネタより（いい意味で）控えめな感じ。 一番近いのはバタール。でも、ソーヴィニョン・ブランが利いているのか、 かなりの濃さの中に爽やかなニュアンスがあり、個性を感じる。それにしてもおいしく 飲み飽きない。素晴らしい出来のワイン。

メモ 1997 ANIMA LIVERNANO 兄よりゴチワイン サンジミニャーノのエノテカで購入。60000リラ（約3600円） リヴェルナーノのウェブサイトによると、９８はシャルドネ７０％、 ソーヴィニョン２０％、ゲヴュルツ１０％とのこと。しかし ９７はシャルドネとソーヴィニョン・ブランとだけ書かれている。