2000 カルーゾ ヴィニョート・サン・アントニオ オルソラーニ

2002/11/14
CALUSO VIGNOT S.ANTONIO  ORSOLANI
初日
うっすらと緑がかった淡い黄色。照りがあって底光りするよう。粘性もまあまあ。 香りははじめは出てこなかったが、しだいに白い花のような、香木?のような 香りが。オイルっぽさやカラメルのような甘いニュアンスも。香りの要素はそれぞれ 軽いのに、なぜか濃度を感じる。全体としておいしそうな香り。
味はさらっとしていてまだこなれていない感じもするが、飲み込んだあとにアルコールの 高さからくる押し戻すような長い余韻がすごい。かなりこのロエロ・アルネイス に似ている感じがする。シャープだが酸が適度で濃さもあって細い感じがしない。 一本筋が通った味わいでおいしい。エルバルーチェという初めてのぶどう品種で、 「これに似てる」とかいうのがあまり思いつかない。明日も楽しみ。
2日目
昨日は感じなかったシトラスのような男性化粧品風の香りが全開に。アルザスの白を思わせる。 これとか。
3日目
シトラスの香りは後退。酸が落ち着いて濃さが出てきた。ピエロパンなどの濃いソアーヴェみたいな 潮を感じる香りに変化。余韻に残るカラメルのような甘苦いニュアンスがおもしろい。
3日間にわたっていろいろな味わいが楽しめるなんともおもしろいワイン。


メモ
2000 CALUSO VIGNOT S.ANTONIO ORSOLANI
神戸のRBで購入2430円