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2008 バローロ "チェレッタ" ジョバンニ・ロッソ |
2016/1/22![]() 初日 少しだけムラサキを帯びたルビーガーネット。 香りは閉じ気味で、湿度の高い、むっちりした、赤〜黒系のベリー。ネッビオーロとして典型と思っている 乾いた揮発感が少なく、くぐもったようなゴムっぽいニュアンスはまるでニュイのワインのよう。 味わいは、香りの印象のまま、ぬるりとウェットな果実味が広がり、タンニンは丸く整えられていて、 ここでもモダンなピノのよう。 余韻には乾いたタンニンが感じられて、あぁネッビオーロだったなと。 あまり飲まずに、翌日に期待。 2日目 あんまり印象は変わりませんね。 ウェットな質感で、少し透明感に欠けるというか。パリッと張りのあるニュアンスがもう少しあると、 活き活きとしてくると思います。 新世界、例えばニュージーランドのピノのようでもあります。タンニンの強さにネッビオーロらしさは しっかりとありますが、重心が低く、湿度感の高い、個性的なバローロです。 チェレッタはセッラルンガ・ダルバの北の方、つまりバローロ地区全体でも北東の端に近い場所。 普段あまり選ばない生産地区ですが、飲み頃を計るのが難しい感じの1本でした。 |
2008 BAROLO "CERRETTA" GIOVANNI ROSSO BBRにて6400円で購入 |