2008 ピュリニー・モンラッシェ ルイ・カリヨン

2015/8/30
PULIGNY-MONTRACHET LOUIS CARILLON
外観はうっすらと黄緑色や金色を帯びた輝くようなイエロー。
香りはグレープフルーツや洋ナシ、上品な蜂蜜やカスタードクリーム、ごくわずかにごま油のようなニュアンス、 そして白コショウのタッチ。これはもう、白ワインのテッペンを目指す一群のなかの一本です。さすがに銘醸地の白です。
味わいはソフトかつミネラリーで控え目すぎると感じるほどに節度あるたたずまい。閉じているとかピークを 過ぎているとか、そういうことは一切感じられないのですが、チョコンと行儀よく整えられていて、ただ美味しいですね。 余韻のピュアでクリーミーな感じもたまりません。
この価格帯のシャルドネで世界中を探せば、もっと濃いもの、派手なもの、キリキリにミネラリーなもの、イロイロ あると思いますが、こうして中庸なバランスで高い次元に達しているものは数少ないと思います。
ピュリニーという文句のない銘柄で造り手も著名、その組み合わせという意味では、意外性はまったくないのでが、 こうして期待値より少し上の味わいを楽しめるというのは、すばらしいことです。


2008 PULIGNY-MONTRACHET LOUIS CARILLON & FILS
神戸のKにて5346円で購入