2009 リースリング "ベブレンハイム" トラペ

2014/3/2
RIESLING BEBLENHEIM TRAPET
初日
外観は、ほんのり金色を帯びた、透明感のあるキレイなレモンイエロー。
香りはこれぞ!というリースリング香。文旦、枇杷、あぶら粘土。久々に直面すると、表現するのにとまどいますが、 本当にあぶら粘土、つまりオイリーなニュアンスです。
味わいはじんわりしみ入るほのかな甘み。ハチミツレモン。活き活きとした黄色系の果実味に加えて、 繊細な和菓子のような甘さがあります。
そして余韻が長い。ヨーグルトにハチミツを垂らしたような、ミネラル感。
土地とぶどう品種の個性を丁寧にすくい上げた、真面目に造られたワインという気がします。少し甘めに味つけされたちらし寿司にピッタリの相性です。
2日目
繊細な個性が少しだけ薄らいだような。慣れたのかもしれませんが、控え目な醤油の甘さに合う味わいです。アルザスのワインは久々ですが、面白いですね。

あらためて振り返ると、2009ヴィンテージのこちらのアルザスのリースリングでも、似たような感想になっています。 ただ、少しこちらのトラペの方が、上質という気がします。


2009 RIESLING "BEBLENHEIM" TRAPET
静岡のMにて3180円で購入