2005 デューカ・サンフェリーチェ チロ・ロッソ・リゼルヴァ リブランディ

2010/1/7
DUCA SANFELICE CIRO ROSSO RISERVA LIBRANDI
初日
透明感のあるムラサキ&ルビーな外観。結構ムラサキ寄り。細い脚。粘性はほどほどに高い。
香りは最初は暑苦しいムッとする香りでしたが、すぐに消えてブルゴーニュかキャンティのような酸のあるベリー系の香りが漂う。ステンレスタンクのみで熟成させたワインとのことですが、確かにケバケバしい樽香の装飾のあざとさからは無縁の香りという気がします。スッキリと、赤系果実香が立ち昇る。
味わいはコート・ド・ボーヌの赤を思わせるような暖かい赤系果実味。イチゴ。野イチゴ。果実の甘みがしっかりとあり、酸が加わることで口の中で立体感が出ます。また、旨みの木目が非常に細かいんですね。南イタリアのワインとは思えない粒子の細かさがあります。香りの温かみはその土地を表現しているのかもしれませんが、これは南イタリアの赤ワインのイメージを覆す味わいです。
2日目
甘い果実味が増し、ジャミーな感じに。こうなるとブルゴーニュとは違う感じですが、適度な酸と味わいの”スキマ感”はキャンティっぽい。ガリオッポというブドウ品種とのことですが、面白いワインですね。


2005 DUCA SANFELICE CIRO D.O.C. ROSSO RISERVA LIBRANDI
岐阜のOにて1610円で購入。
カラブリア州のワインは初登場かも。