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2001 イル・ガーモ チーマ |
2009/4/29![]() 初日 黒みのかなり強いルビー。あまり親しみのない外観。とにかくコッテリと濃い黒ムラサキ。香りは甘いバニラ香やカシス、ブラックベリーが発散的に香る。軽やかで舞い上がるよう。温度が上がるにつれて、徐々にサラミのような生肉っぽいニュアンスが支配してくる。 味わいは滑らかに甘く香ばしいカシス、チョコ、カカオ。濃厚プルーンエキス。タンニンが非常に柔らかくて、こなれているところがいいですね。嫌な渋みがまったくない。オーストラリアかチリのワインのような雰囲気もありますが、トスカーナの海岸沿いの土地のシラーだと言われれば、これが個性という気もします。スパイシーで香ばしく甘いニュアンスは炭火で焼いた牛肉なんかに合わせると素晴らしいでしょうね。逆に言えば、そういった料理ぐらいしか合わないという気がします。 2日目 想像以上にタンニンがまろやかになって、しっかり造られたメルロのような雰囲気すら漂いはじめました。濃くておいしいですね。リリース当時はギシギシとしたタンニンに覆われたワインだったかもしれませんが、瓶熟がいい方向に作用していると思います。 |
2001 IL GAMO TOSCANA I.G.T. AZIENDA AGRICOLA CIMA AURELIO 神戸のRBにて10350円で購入 |