2003　ピノ・ノワール　”フィンラ・モア”　セントラル・オタゴ　チャード・ファーム

2007/3/27 かなり薄めのルビー。大きめのグラスではオレンジがかって見えるほど。濃いロゼ？な外観。 香りは揮発性をともなうイチゴやチェリー、オレンジピールの香りがさやさやと漂う、華やかな香り。赤ワインなのにマーマレードのような香りもする。ほんの少しシナモンとか、カラメルとか。このワインの香りがもつ軽やかさとゴージャスさはやはり選ばれた涼しい土地からしか産まれ得ないものだと思います。 味わいは香りの軽やかさのままフワッと漂うように甘さが広がり、黒系果実を思わせる芯のある味わいが続く。 外観の薄さと香りの軽さから、最初はものすごく軽い赤ワイン像からスタートしますが、余韻に至るとすごくしっかりした、コシのある味わいに収束する、そういうおおきなアーチを描く全体像がおもしろい。

2003 PINOT NOIR "FINLA MOR" CENTRAL OTAGO CHARD FARM ハノイのVにて50USD アルコール度数13.5%