2001 ピノ・ノワール マーティンボロー アタ・ランギ

2007/1/27
PINOT NOIR MARTINBOROUGH ATA RANGI
初日
きれいな赤みを帯びたルビー。全体に透明感があり、芯には黒みもある。
香りはりんごの芯、イチジク、シナモン、オリエンタルスパイス、乾燥肉。くぐもった、ピノらしく芯のある香り。除梗してないのか、雑味感のあるやや閉じた香り。
味わいはするっと口の中に入ってくるが、サラサラのタンニンを感じつつ、ギュギュッと詰まった果実味がゆっくりと染み入る。ピノ万歳な旨み。これほど香り<旨みのバランスも珍しいかもしれない。そして、余韻に感じるコショウ的なスパイスのニュアンスが面白い。ジュヴレ・シャンベルタン的と表現していいのかどうか、とにかくニュイの北の方のニュアンス。
香りの複雑さ、最初の味わいの素直な果実味、スパイスっぽい余韻。変化のあるワインというのはやはり楽しいですね。飲み頃を迎えた素晴らしいピノだと思います。明日にも期待。
2日目
多面的で繊細な香りはやや落ち着いて、力強い果実味のピノに収束。やや力を持て余しているような、そんな未完成な魅力を感じますが、ポテンシャルは疑いようがないと思います。

2001 PINOT NOIR MARTINBOROUGH ATA RANGI
福岡のAにて5900円で購入
アルコール度数14%